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10連休、ついに終わりますね。 [教育]

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《ゆっくり再スタート
  新しい環境で緊張しながら頑張って、忙しく過ぎた4月の後の連休。ゆっくりした人も、しっかり楽しんだ人も、明日から学校かと思うと、今の天気のようにどんよりかもしれませんね。「今年のゴールデンウィークは、10連休と例年にない長さ。休み明けの不登校や子どもの自殺が心配」という声が聞こえる中、「4月に頑張った分、休み明け、ゆっくりしても、何となく、動きが分かっているので、慌てず、ゆっくり、リズムを取り戻しましょう。」と自分にも言い聞かせています。
 ○「頭が痛い(お腹がいたい)ので学校、休みたい」と言われたら
  「何言っての。熱ないんやから、行っといで!」と言ってしまいがちですよね。それで、学校に行けるのならいいのですが、「無理させ過ぎていないか」「追いつめていないか」、よく見てあげてくださいね。
  日頃から、夕食等で学校のことなど、よく話せているといいのですが、「何か、学校で気になることあるの?」と聞いてあげてください。ただ、いじめなど深刻な場合、本人の口からは何も言わないと思うので、「無理しないでいいよ」というスタンスはもっていてください。
 「休んでも生活リズムは整える」
  1日ぐらいなら、ゆっくり寝させてあげてもいいと思いますが、2日、3日と続いたら、学校に行くのと同じ時間に起き、少しは朝食も取り、夜も同じ時間に布団に入るようにさせましょう。「眠れない」というかもしれませんが、「眠れなくても、目をつぶって横になるだけでも身体は休まるから」と伝え、生活リズムを整えてあげてください
 ○「とにかく話を聴く」
  ゲームのことでも何でもいいので、興味のあることなど、たくさん話を聴く。話そうとしないのなら、無理に話させるのではなく、「あなたはどう思うか分からないけれど、私はこう思う。」と自分の考えや自分の思いを、押し付けないように気をつけて、伝える。
 「慌てず」、「騒がず」と自分にも言い聞かせてください。 



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「パーフェクトワールド」から学ぶこと その2 [教育]

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できることは自分でやる
 「いつも押してくれる人がいるわけじゃないから、1人でできることはやらないと」「でも、お願いしたときは手伝ってくれると助かる。」
 ⇒「障がい」がある、ないに関わらず、幼い子どもに対しても「できることは自分でさせ、頼まれたら手助けする」というスタンスが、養育者・教育者に必要だと思う。良かれと思って周りが先回りしてやり過ぎると、「やってもらって当たり前」と思ってしまい、自立の妨げになってしまうと思う。
ありのままを受け入れる
 「はずかしいところは見られたくない」
 ⇒誰しも自分の欠点や恥ずかしい部分を人に見られたくない、ましてや好きな人にはそうだろう。しかし、結婚するなどして生活を共にすることになれば、そうはいかなくなる。お互いの欠点などマイナス部分も含めて認め、「ありのまま」を受け入れることができないと長続きしないのだろうなあということを改めて考えさせられた。
困難を乗り越えた先に強さや優しさがうまれ、その強さや優しさに気づけると自分の成長につながる
 ⇒自分の欠点や「障がい」を認めつつ、自分がやりたいこと、やれることを見つけ、それをやるために、周りの助けも借りながら、自分が努力し続けていると、強くなれるし、優しくもなれるのだろうなと思う。
 「この人はなんでこんなに優しいんだろう。相手のことを考えられるんだろう。」とふと思ったことがあるが、たいてい、その人はつらい思いをした経験があったことを、後で知ることが多い。そういう人と関われると自分も頑張ろうと思う。
 これからもたくさんの困難が待ち構えているのだろうけれど、それを周りの人たちとどのように関わり合いながら、どんな形で乗り越えていくのか注目して、このドラマを見ていきたい。そして自分の成長にもつなげたい。
    



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特性のまま、自然に生きていける学校、社会をめざして [教育]

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 発達障がいや学習障がいをもつ子どもにIT機器を与えて学習支援をする「DO-IT Japan」など、革新的な活動を続ける中邑賢龍さんの言葉をお借りしながら、公立学校の限界はありながらも、「親から授かった特性のまま、もっと人が自然に生きていける学校、社会をつくろう」としている、ある市立小学校での実践を紹介する。
みんなが好きなことをして生きていける社会をつくっていこう
親から授かった特性のまま、もっと人が自然に生きていける社会をつくろう。
『芸術家は気難しい』
 1年生の担任(通常学級担任)が話をしている途中、Aさんは、お気に入りのペンを取りに行くため、立ち歩いている。周りの子どもたちは、立ち歩いているAさんに気づいているかどうかは分からないが、担任の先生の話を聞いている。自分のペンがあるのだが、担任が学級の子どもたちが使うように用意したペンが、Aさんはお気に入りで、ほとんどそのペンを使っている。自分のペンを使うように持っていっても、ゆっくり振り払われる。
 支援学級担任が「画伯」と呼んでいるぐらい、Aさんは絵を描くのがうまい。言葉を発することはほとんどないが、文字をなぞるのは得意だ。だが、担任の指示どおりになぞることはなく、支援の先生が、そばで声をかけるなどして促しても、その通りにすることはほとんどない。
 なるべく周りの子どもに迷惑がかからないように支援しながら、多少の我慢はさせつつ、自分なりのペースで絵を描いたり、ひらがなをなぞったりしている。できるかぎり、好きなことをしていられるような環境を整えることが支援者の役目だと考えて支援している。
『自然に生きていけるように』
 担任と相談してAさんの席は一番後ろにして、自由に動けるスペースを確保している。
多様性を当たり前に
 「なぜ、Aさんだけ、立ち歩いていてもしかられないの?」「Aさんだけ絵を描いているの?」という問いに担任を含め、周りの大人がどう答えていくかを週明けに相談する予定である。 
    



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「パーフェクトワールド」から学ぶこと その1 [教育]

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欠けている二人がそれぞれ補い合って一つの景色に向かって歩んでいくという物語

 制作発表会見から以下抜粋させていただきます。

 プロデューサーの河西秀幸が「ハンディキャップを持った人がどれだけ大変な思いをしているか。そこまで踏み込んで描かれていることが衝撃で、知らないことだらけ。ぜひドラマ化したいと熱烈にオファーさせていただきました。ラブストーリーを軸にしながら障がいも非常にリアルに描きたいなと思っています。本当にこのドラマ、いろんなことを問い掛けます。そういう意味で新時代のラブストーリーといえるんじゃないかなと思っております。一言で言うなら胸打つドラマです!」と熱く挨拶。

  高校時代に片思いしていた樹と再会し、障害がありながらも前向きに生きる姿に惹かれていく川奈つぐみを演じる山本さん。「このドラマを通じて、つぐみと一緒に成長していけたらと思います。作品のキャッチコピーにもあるように“このドラマがただのありふれたラブストーリーになるよう”頑張ります」と意気込みを語りました。

 樹への思いを知りつつも、つぐみを一途に思い続ける是枝洋貴を演じる瀬戸さんは、「あらためて思うのは、やはり恋愛というものはきれいごとではないんだな、と(笑)。好きな人に好きな人がいるという状況になったら、僕だったら引くかな。なので、是枝くんの行動力や勇気は尊敬するところかなと思います」と切ない役どころについて語りました。

 元看護師で、訪問ヘルパーとして樹の世話をする長沢葵を演じる中村さんは、「樹が受傷したときからずっとそばで支えてきた元看護師ということもあって、現実的なところを一番見てきた役どころ。つぐみちゃんにもかなり辛辣なことを言ったりするので、心苦しいんですけど…。現実に向き合ってきた人だからこそ言えることなので、厳しさも大切に演じたいと思います」と話しました。

 このドラマは制作サイドは「新時代のラブストリー」という捉えなのでしょうが、支援教育に関わる者として、「障がい」や「自立」、「差別」について考えるきっかけになるだけでなく、「家族」や「結婚」についても再考するきっかけにもなると感じています。「3年A組」に引き続き、若手教員をはじめ、保護者を含め、教育に関わる方々とこのドラマについてお話したいなあと思っています。

 このドラマを見る中で、教員としてひとり一人の子どもと向き合い、子どもや保護者に語りかけたいメッセージを記します。

鮎川樹を演じる松坂桃李さんのインタビューから

 ・「出来ないことは出来ない」という自分を受けとめること

  ⇒このことは「障がい」があるないに関わらず、「できない自分を受けとめ、助けを求め

ることが大事」ということを教えてくれている。「3年A組」の中でも同様のメッセージがあったけれど、「できない自分」を受けとめられないと次の一歩になかなか進めない。誰しもプライドがあるので難しいのだが…

 ・「(車いすに)乗ってみないと分からない」「そもそも目線が違います。世界が変わる瞬間を、僕は座った時に思いました。」
  ⇒障がいのない人が、障がいがある人の気もちを理解することは難しいが、イメージしたり、一緒に過ごしたりすることはできる。相手の立場に立って考えてみることはできる。教師が子どもの立場や保護者の立場に立って考えてみることは大事。


 

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気づける人にー忙しいときこそ、ゆとりをもってー [支え合う]

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さわやかな気もちに
 転勤したわけではないが、4月は新しい出会いがあり、新しい準備が必要なので、この1週間はいつも以上に疲れがたまっていった。
 疲れてはいたが、バイクではなく、頑張って自転車でいつもの道を走っていると、遠くの方に、うずくまっている人がいるのが見えた。立ち上がろうとするが、立ち上がれないような感じだった。近づいていったら、今まで何度か自転車で追い抜いたことのある、普段から足を引きずって歩いている方だった。「大丈夫ですか。」と声をかけると、「立たせてください。」とおっしゃった。子どもの介助の経験はあるが、成人の女性だったので、より気をつけながら、「立ちますよ。せーの。」という掛け声で、一緒に立ち上がった。「ありがとうございました。」と言われて、さわやかな気もちなったが、まだ少し心配だったので、「もう、大丈夫ですか。」と確かめた。大丈夫ということだったので自転車に乗って通勤先に向かった。
ゆとりをもって
 疲れていたので、今日は、自転車ではなく、バイクで通勤していた可能性があった。もしバイクだったら、うずくまっている方に気づかなかったかもしれない。同じ道ではあるが、スピードを出しているので、おそらく気づかなかっただろう。私が気づかなくても、誰かが気づけば、立ち上がる手助けはしただろうと思いつつ、みんなが「私じゃなく、誰かが手助けするだろう。」と思って通り過ぎてしまえば、さぞかし不安で、困ったことになってしまうだろう。ひょっとしたら、私が手助けする前にも相当時間がたっていて、とても困っていたのかもしれない。勤務先へ向かいながら、そんなことを考えていた。心にゆとりがないと周りのことが見えなくり、気づかいもできなくなってしまう。忙しいときこそ、心にゆとりをもとうと意識することが大事だなと思った。  



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タグ:心にゆとり
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新年度、まもなくスタート [教育]

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学級開き
  「黄金の3(7)日間」、「学級開き」で検索すれば、「子ども理解」に関わること、事務的なことなど、どんなことをすればよいかが、細かく具体的に示してくれているので、その中でも特に大事だと思うことをいくつか綴りたい。
 ●必ず伝えること
  『いじめは許さない』
    「先生も見逃さないように気をつけるけれど、陰口など先生たちが気づかないとこで、嫌な思いをしているかもしれない人がいれば教えてほしい、みんなの力が必要だ。」と伝える。
  『子どもの思いを受けとめる』
   ・「何か困っていること、心配なこと、不安なことはないか」を面談等で確かめる
    中学校で1年生の担任をしたとき、学年代表の先生から、「子どもとの面談をしよう」と提案された。小学校のときに、学級崩壊を経験した子どもたちだったので、不安を抱えている子どもたちがたくさんいると考え、少しでもその不安を低減したいと思ったからだ。一対一では話しにくかったら2人でも3人でもいいよと伝え、面談をした。自分のことだけでなく、「困っていそうな子、何か不安に思っていそうな子はクラスにいないかな?」と尋ねた。「気になることがあれば、また、いつでも知らせてほしい」とも伝えた。
    小学校4年で崩壊しかけ、5年でも落ち着かなかった学年を、6年で担任したときも、同じように、子どもとの面談をした。その学年の家庭訪問をしたときに、ある保護者から「娘が『今度の担任の先生はいい先生だよ。』と言っていました。」と伝えられた。「どういうことですか?」と尋ねると「私たちの話を聴いてくれるから。」ということだった。その子は口数は少ないが、しっかりしていて学習もよくできており、面談でも特に何も言っていなかったので意外に思ったが、「子どもたちの思いを受けとめる」姿勢を示すことの大切さを改めて感じた。
    ひとり一人との面談まではしないにしても、「子どもたちの思いをいつでも受けとめる」というメッセージを何らかの形で伝える必要はあると思う。
 ●チームとして
  『チーム学校』
   学校には教員以外にも、事務員や用務員、スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーなど様々な方がいる。相談にのってもらったり、助けてもらったりするためにも自己紹介をするなどして知り合いになっておく。
  『学年チーム』
  ・「最低限のルールなど学年として統一すること」・「学級ごとに違っていてもいいこと」の確認
  ・「学年だより」や「運動会などの大きな行事」の分担
4月から新入学、新学年になるお子さんがいる保護者の方へ
 ・新しい担任の先生のことや新しいクラスの様子、親しい友だちはいるか、前のクラスで
も一緒だった子は誰か、など、たくさん話を聴く。
   ⇒不安に思っているようだったら、少しの励ましはよいが、「気にし過ぎ」、「気にないでいい。」などとは言わない。「気になる」のはどうしようもないのだから。
   無理に話させるのではなく、大丈夫だと思えるまで、とにかく話を聴き続ける。  



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4月からの新しいスタートに備えて [教育]

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《不安と期待の4
 小学校の特別支援教育コーディネーターになってから、4月・5月は憂鬱だった。もちろん、3月末から、どんな出会いがあるかな、もうすぐ、また新しいスタートだという、うきうきする気もちは、ベテランになってからもあった。しかし、どうなるのだろうかという不安の方が強かった。子ども家庭センター(児童相談所)の心理士さんや相談機関のカウンセラーさんが口々に、「子どもたちの気もちが不安定になるので、担任がもちあがり、クラス替えがなかったらいいにのに」と言うのをよく耳にした。
 4月当初は慌ただしい日々を過ごし、新しい友だちや、新しい先生など新しい環境で、毎日緊張の連続。ようやく少し慣れ、生活リズムが整ってきたかなと思うと、ゴールデンウィークで、子どもも大人も元に戻ってしまう。一度、リズムが整えられていたら、再び整える時間は短くて済むのだが…。
 それで、ここ10数年、夏休みには、次の年をイメージして準備を始めるようにしている。それでも、4月は不安半分、期待半分ではある。
 4月から新しいスタートとなる方が多いと思うので、学校生活に関わって、どんな準備をしておけば、少しは不安や心配が減るのではないかと思うことを綴ってみる。
4月から新入学、新学年になる皆さんと保護者の方へ
 ・親子で通学路を歩いて、危険な場所がどこにあるか把握しておく。
 ・起床時間は普段の学校に行くときと同じ時間にしておく。
 ・この1年間に学んだことを振り返って、テストでできなかったところ、苦手意識があるところをやり直しておく。
  これらに加えて新入生、転入生に関しては、学校のホームページを見たり、学校の近くに住む知り合いやご近所さんに尋ねたりして、少しでも学校の様子を知っておく。
  また小学校の新入生に関しては、保育所や幼稚園、こども園で、小学校の授業45分間に備えて座っていられるように練習したり、20分程度で給食を食べられるようにしていったりしていると思うが、家でも、少し意識してやってみるのもいいだろう。
  学習に関しては、1~100程度の数字が読め、順番が分かり、自分の名前の読み書きができていればよいので、それほど心配する必要はない。(それができていなければ、そのことを担任に伝えれば、配慮してもらえるはず。)
初めて4月から教員になる方へ

〈学級担任になったり、一人で授業をしたりする覚悟をもつ〉

 4月8日前後に入学式、始業式という学校が多いと思うが、入学式、始業式まで、勤務日は長くて5日程しかない。しかも、自分が何年の担任になるか、どの学年の授業をもつかが勤務初日に決まらないこともある。それが決まらないと受け持ったり、授業したりする子どもの実態を把握しようとしてもままならない。学校はそういう厳しい職場であるという自覚が必要である。いかに見通しをもって効率的に業務をこなさないといけないかを分かっておく。

〈当面のスケジュールを確認する〉

 ・週間予定を見て、1日ごとに自分が何をしないといけないかを確認する。

 ・月間予定、年間予定を見て、これからの見通しを少しでももつ。

 とは言っても何をどうすればよいのかはほとんど分からないと思うので、こんなことを聞いてもいいのかとためらわずに尋ねてみる。

〈何を、誰に尋ねるかを考えながら、遠慮なく尋ねる〉

【何を尋ねるか】

 [学校を知り、子どもを知るために、それぞれがある場所を尋ね、見ておく]

  ・学級ごとの引き継ぎ資料

  ・昨年度の学年だより、学校だより

  ・職員会議録

   ⇒年間行事や4月の提案資料等を確認し、疑問点を書き出しておく。

【誰に尋ねるか】

 [内容によって、誰に尋ねればいいかを考えるのはもちろんだが、同じようなことを複数の教職員に尋ねた方がよいこともあることを心にとめておく]

 ・新任担当の指導教員がいる場合は、まず指導教員に尋ねる

   勤務校以外で退職した校長等が指導教員の場合、一般的なことは答えてもらえるが、その学校のことはあまり詳しくないかもしれないので、誰に尋ねたらよいのかのアドバイスをもらうとよいこともある。

 ・学年主任(学年代表)はもちろん、同じ学年の先生

 ・手続き的なことは事務職員

 ・勤務校での経験年数が長い教員(どの教員の勤務年数が長いかは、事務職員か教頭が把握している)

 ・(特別)支援学級所属の子どもやその保護者については、(特別)支援学級担任か、特別支援教育コーディネーター

 ・自分が受け持つ子どもの前担任

〈不安に思ったり、困ったりしたとき〉
【信頼できる相談相手を探す】
 ・同じ新任や若手教員
 ・養護教諭(保健室の先生)や事務など教員以外の職員
 ・後輩思いの先輩教員
   いろいろ尋ねる中で、信頼できる相談相手を探せば、必ず見つかるので、一人で悩まず、早目早目に、複数の方に相談しよう もちろん、最終的には、管理職(校長・教頭)への報告、相談は忘れずに
   また、この記事のコメント欄に相談内容を書いていただければ、微力ながら、私もお答えします。(以前はいろいろ尋ねられることが多かったのですが、最近は相談してくる若手教員が少ないです。また、「もっと早く相談してくれれば、こんなことにはならなかったのに」と思うことも多々あります。)

  



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AIに負けない子育て [子育て]

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《AIに負けない、これから必要な学力をつけるために

 自ら課題を見付け、自ら学び、自ら考え、主体的に判断し、行動し、よりよく問題を解決する資質や能力」がこれから必要な学力と言われているが、自分から課題を見つけ、主体的に判断できるようにするためにはどうすればよいのか。

〈選ぶ力をつける〉

 例えば、遊ぶときに、素材の違いでも、大きさの違いでも何でも構わないので、2種類のボールを用意して選ばせる。大人が決めるのではなく、必要に応じて選択肢を用意し、自分で選ぶ機会をできるだけ多くつくる。親が決めるのではなく、条件はつけたとしても、子どもに決めさせることが重要だと思う。子どもが決められるように、時には一緒に情報を集めることは必要だとは思う。

〈高度な読解力や柔軟な思考、判断力、コミュニケーション能力をつける〉

 ・「読み聞かせ

 絵本の読み聞かせをしながら、どんなお話だったか、このつづきはどうなると思うのかなど、尋ねてみる。どんな突拍子もないことを言ったとしても、それを認め、「へえ、そんなふうに思ったんだ。」「どの絵の、どこでそう思ったの?」「どの言葉が好き?」などと子どもとの会話を楽しむ。

 兄弟姉妹がいれば、上の子が下の子に読み聞かせをするように頼むのもよい。

 ・「食卓での家族団欒」

 可能な限り、家族が揃って食事をして、学校のことや趣味のこと、テレビや映画のことなど何でもいいので話をし、子どもの話をたくさん聞く。全員が揃うのは難しくても、子どもが一人で食事することはなるべくなくし、テレビを消して、話を聞き合う習慣をつけることが、柔軟な思考力、コミュニケーション能力を育む。人との会話の中で自分で考え、判断する力を養う。

 ・「ゲーム機・スマホ使用の制限
 一切持たさない、使わさないのは難しいとは思うが、できるだけ遅い時期(私の子どもの場合はスマホは高校生になってから)に、使用時間はもちろん、食卓や寝室では使わないなど使用場所等の制限を、子どもと話し合って決める。
 親や教師など子育て・教育に関わる人々は、子どもを見守り、自由に考える時間、自由に行動し、いろいろなもの、こと、人と接する機会を与えることが必要だと思う。
 

  

 


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米津玄師さんのツイートから学ぶこと [教育]

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《悪気なく自分の考えを押し付け、教えたことで自己満足してしまう教師

 小学生のころ戯れに行った絵画教室で、同年代の生徒が描いた絵を指導という名目でズケズケと塗りつぶしながら修正した教師をそばで見ていた。その時の『こんな悪人が世にいるのか』と思った記憶が今なお人格の一部として機能してる実感がある。」という米津玄師さんのツイートを見て、今でも、教師がやりがちなことだと思った。

 「自ら課題を見付け、自ら学び、自ら考え、主体的に判断し、行動し、よりよく問題を解決する資質や能力」がこれから必要な学力と言われる中、「基礎・基本を確実に身に付けさせる」という思いが強すぎるのか、個性をつぶしてしまうかもしれないということを忘れがちになってしまう。残念ながら何かしら教えることで無自覚に自己満足してしまっている教師が結構いると思う。私自身そのような教師に考え方を改めるように声をかけたことがある。

《教師の役割

 ・「あかんことはあかん(だめなことはだめ)」ということは教える

 本来、家でで教えるべき「しつけ」の部分や「人を傷つけてはいけない」ということなど必要に応じて教えないといけないことはある。

 ・授業をはじめ、毎日の学校生活の中で、友だちと関わり合いながら、自分で考え、判断する機会をたくさんつくる。

 教師は教えることは最小限度にとどめ、自分たちで学び、考える姿などできるだけ「ほめ」、自分で学ぶ意欲を育てることが必要。

 これらのことを忘れずにいたい。



 


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「3年A組」から学ぶこと その2 [教育]

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 ドラマ『3A組 ―今から皆さんは、人質です―』菅田将暉さん演じる教師の柊一楓が語りかけるメッセージから学ぶこと、学んでほしいこと。 

《教員として、一人の人間として伝えたいメッセージ》

 ・「足りなかったものは想像力だ。もし自分の家の窓を割られたら、自分の服を引き裂かれたらどんな思いをするのか? 嘘の投稿でいわれのない中傷を受けたらどれほど傷つくのか…」 

 ⇒「もし、自分だったら」、「~したら、相手はどう思うか」、「~と言ったら、相手や周りの人はどう思うか」などと想像したり、考えたりすれば失われる命が減ったり、もめごとが減ったりするだろう。

 ・「お前が抱いた悩みや苦しみを誰かにぶつけたか? 仲間に、クラスメイトに、教師に“どうしてもダンスがやりたい誰か助けてくれ”って、お前はすがったか!?
 
⇒困ったときに助けを求める力は大人になってからも必要。一人で抱え込んで死を選んだり、自暴自棄になってしまったりしてしまうことがある。人はみな支え合って生きていること、探せば困ったことや悩みを相談できる相手は必ずいるということを忘れないでほしい。

 恥を繰り返して強くなるんだよ。ていうか恥もかかずに強くなれると思うな!」

 ・「みんなみっともない」「迷ってもがいて失敗しながら成長していくんだ」

⇒逃げずに自分の嫌な部分も見つめ、それを乗り越えていくことが大事。
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