《悪気なく自分の考えを押し付け、教えたことで自己満足してしまう教師

 小学生のころ戯れに行った絵画教室で、同年代の生徒が描いた絵を指導という名目でズケズケと塗りつぶしながら修正した教師をそばで見ていた。その時の『こんな悪人が世にいるのか』と思った記憶が今なお人格の一部として機能してる実感がある。」という米津玄師さんのツイートを見て、今でも、教師がやりがちなことだと思った。

 「自ら課題を見付け、自ら学び、自ら考え、主体的に判断し、行動し、よりよく問題を解決する資質や能力」がこれから必要な学力と言われる中、「基礎・基本を確実に身に付けさせる」という思いが強すぎるのか、個性をつぶしてしまうかもしれないということを忘れがちになってしまう。残念ながら何かしら教えることで無自覚に自己満足してしまっている教師が結構いると思う。私自身そのような教師に考え方を改めるように声をかけたことがある。

《教師の役割

 ・「あかんことはあかん(だめなことはだめ)」ということは教える

 本来、家でで教えるべき「しつけ」の部分や「人を傷つけてはいけない」ということなど必要に応じて教えないといけないことはある。

 ・授業をはじめ、毎日の学校生活の中で、友だちと関わり合いながら、自分で考え、判断する機会をたくさんつくる。

 教師は教えることは最小限度にとどめ、自分たちで学び、考える姿などできるだけ「ほめ」、自分で学ぶ意欲を育てることが必要。

 これらのことを忘れずにいたい。














  

 

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